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クラゲの詩

by 阿月まり

クラゲは死ぬと
黄色い月に生まれ変わるらしい

二十八夜ごとに
一匹ずつ
新しい生命をもらって
海の底から立ち昇るそうだ
海の底から立ち上がるそうだ
クラゲは死ぬと、黄色い月に生まれ変わるらしい

だけど 
そこにも 
ちゃんと一生があって
新たに生まれた月も
十五夜を過ぎれば欠け始め
二十七夜には回帰の月になって                               
夜の闇に消えてゆく

そうして月の一生を終えたクラゲは
再び海に落ちて
卵に生まれ変わる

もう一度 
生きるために
光より透き通った
身体をもらうんだよ

POETRY


阿月まり
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